DANCE DANCE ASIA – プノンペン・ビエンチャン
直前インタビュー
AREA ROCK STYLER /未知なことを楽しむ!
3つのジャンルの融合で新しいダンスの可能性を魅せてくれるAREA ROCK STYLERの皆さん。互いをリスペクトし合う仲の良さと、今回のツアーに向けた挑戦を楽しんでいる様子が伝わってくるツアー直前インタビューをお届けします。
チーム結成のきっかけは?
TAICHI : 中学生の時から、それぞれが別々のチームで活動していて、コンテストやイベントで一緒になることがよくありました。ジャンルは違いますけど、言ってしまえば、ライバル同士として、お互いずっと踊ってきたことを知っているし、普段も遊ぶような関係でした。4年前にDANCE@HEROに出るために、同じジャンルの人同士でやるよりも、面白いものが生まれるかなと思い、僕がみんなを誘って結成しました。
それぞれの紹介をお願いします。
ITTON : GENTAを紹介します!普段はお転婆な感じがあるんですが、でもダンスは一点集中していかつく踊ります!広い世界観の中でも自分の世界観を出しながら踊れるダンサーで、動きで観客を沸かせる力も持っています!期待してください!
GENTA : RYUICHIとは同じジャンルのダンスをやっていて、同い年で、高校生くらいから知り合いでした。ただ、正直、YOSHIKIと2人でやっているMad Skills Stylerは昔からメディアに出ていたので嫌いでした笑
でも、ある時から話すようになって、熱い男だなとわかり、そこから仲良くなりました。
ダンスはダイナミックで、ダンスを知ってる人も知らない人も沸かせられるスキルを持っています。発想もすごいし、オールマイティ。信頼してるし信用している大事な仲間です!
RYUICHI : では、僕はHIDEMARUくんを紹介します。僕がAREA ROCK STYLERに後から誘って入ったメンバーです。彼は地元が同じで、BBOYのイベントで見た時に彼だけ光って見えたんです。当時、他のメンバーに言っても「誰?」という感じでしたが、僕が惚れ込んで彼しかいない!と思ったので、みんなを説得して、今ではAREA ROCK STYLERに必要不可欠な存在です!愛されキャラで、可愛いんです。彼は一番華奢なんですが、踊りがスタイリッシュで、シルエットがかっこいいんです。ぜひ注目してください!
HIDEMARU : AREA ROCK STYLERのリーダー、TAICHIくんを紹介します!僕と体型は真逆でがっちりしていて、ダイナミックなダンスがめちゃくちゃかっこよくて大好きです。実は今まで言ってなかったんですけど、僕はBBOYなので、ヒップホップを勉強する時に、TAICHIくんの動画を見ていました!人柄としてもとても優しいし、しっかりしていて、器の大きいAREA ROCK STYLERリーダーとしてふさわしい人です!
TAICHI : YOSHIKIくんとはチームメンバーでもあり、飲み友達としていろんな相談をしあう仲です。他のメンバーは集中すると他のことが見えなくなることもあるんですけど、YOSHIKIは何かあるとすぐ「俺がやろっか?」と言ってくれる広い視野と優しさがあって、安心感があります。普段は冷静でクールなんですけど、お茶目で甘えたがりなところがあって可愛い面もあります笑
YOSHIKI : ITTONはいつも明るくてチームの空気をよくしてくれるムードメーカーです。でも、いつもニコニコしてあまり出さないんですけど 、彼も熱い男で、AREA ROCK STYLERのことを愛してくれています!
プノンペン・ビエンチャンツアーのオファーが決まった時の気持ちは?
GENTA : 嬉しかったです!フルメンバーは出れないんですが、出られないメンバーの分まで頑張りたいです!普通の生活をしてたら、こんな経験はできないので、しっかり頑張りたいと思います!
HIDEMARU : みんなとても仲が良いので、このメンバーと海外に行けて、踊れて、現地の人と触れ合えるのが楽しみです!
ITTON : きっと日本では受けることのない刺激があると思うので、それをみんなで共有して、これからの新たなAREA ROCK STYLERのビジョンが見えたらいいなと思います。
RYUICHIさんとYOSHIKIさんはRECKLESSとして、今年8月のジャカルタツアーにも参加されましたが、その時の経験で何かプノンペン・ビエンチャンツアーに影響していることはありますか?
RYUICHI : ジャカルタツアーの時は、いつもの自分たちのダンスありきで、そこにストーリーをつけていったんですが、今回の作品では世界観を先行させて作っています。ただ、僕らはあまり世界観が前面に押された作品を作ったことがないので、正直、結構みんなそこが不安だと思います。世界観の設定は僕がアイデアをひらめいて、それをみんなが肉付けしてくれて作りました。
ストリートダンスの舞台作品として、ストーリーの中に沸かせどころが必要だし、自分たちなら魅せれるところだなと、前回ジャカルタのツアーに参加した時に感じたので、ストーリーで拍手をもらうというのではなく、ストーリーの中にダンスでの沸かせどころを落とし込んでいくことが今回の僕たちのテーマ、課題だと思ってます。
YOSHIKI : ジャカルタでは現地の方の作品を見る目や、ワークショップを受ける時のダンスへの姿勢がものすごくまっすぐで、踊っていて、味わったことのない感覚になって、心が動かされました。日本だと満たされている分、その感覚にはなかなかならないのかなと思いました。公演やワークショップなどでの現地の方との交流で心動かされることが多かったので、今度のプノンペン・ビエンチャンでも、またあの感覚を味わえるように挑みたいと思ってます。
今回のプノンペン・ビエンチャンツアーに向けて、意気込みや不安なことなどありますか?
TAICHI : このチームを作った時、それぞれが得意なジャンルを持っているけれども、チームとして未知なところが、あえて楽しみで作りました。今回のDDAのお話を頂いた時も、違う文化、風習の場所に行って、自分たちの踊りやそのスタンスを見せられることは、とても楽しみで嬉しく感じています。
でも、不安ももちろんあって、それぞれでの経験はありますが、AREA ROCK STYLERで10分以上の作品を作ったことがないんです。でも、毎回新しいものが生まれたり、次の日に見たら面白くなくなったり、そんなことをみんなで言い合いながら、新しいものを作っている感覚があってその未知なことも楽しみながら毎回練習しています。僕らをまったく知らない地でそれを見せられるということも楽しみです。
では、最後に現地で出会う人々にメッセージをお願いします!
TAICHI : 今回AREA ROCK STYLERとして初めてのショーの形ですし、見ていただける国や人とも初めてなので、自分たちの印象をしっかりと残したいので、より一層自分たちのカラーを強めていきたいです。
いつも作っている5~10分作品では、「ここでこう沸かせる!」という見せ方を端的に捉えながら作っていくんですけど、今回は20~30分作品なので、沸かせるところをちりばめながら広く考えています。
それは今までにない新しい作り方なので、メンバーからはいつもと違った一面の意見が聞けたりして、新しい感性が知り合えているので、僕らにとってそれが新鮮でいい意味で刺激になっています。それによって僕らのカラーや深みが増していると言えます。今回のその挑戦を、日本ではない場所で披露できることも楽しみですし、日本の人たちへの刺激にもなると思うので、一生懸命臨みたいと思います!
Posted – 2015.12.18
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