DANCE DANCE ASIA – マレーシア・クアラルンプール
アフターインタビュー
BLUE TOKYO /言葉はいらない。心が通じ合ったワークショップ。
BLUE TOKYOの見せる新しいエンターテイメントにクアラルンプールの会場が沸きました。
そして、彼らのワークショップではメンバー全員が参加者1人1人に寄り添いながら、笑顔で交流する姿が印象的でした。
リーダー大舌恭平さんにお聞きしたアフターインタビューからは、彼ら自身もまたツアーを楽しんでいた様子が伝わってきます。
クアラルンプールに行く前と行ってからの印象の違いはありましたか?
恭平 : 出発前に思い描いていたアジアのイメージをそのまま体感できました。栄えている繁華街や屋台街など、いろんな場所に行けておもしろかったです。
今回の作品作りで大変だったことは?また、上手くいったところは?
恭平 : 今回は20分の長い作品でした。僕たちは体力の消耗がすごく激しい動きが多いので、今までにない20分という演目に対しての構えみたいなものがありましたが、取り組みやスタンスは変わっていない感じですね。お客さんには、この“BLUE TOKYOのスタイル”というものを、感じていただけたらと思いました。
一曲目にベートーヴェンの「月光」で踊りましたが、振りが少なく、雰囲気が非常に大事な作品なため、世界感を出すのに苦戦しました。感情表現が難しい曲で、力任せに踊り切る作品ではなかったので、繊細な気持ちで臨みました。
最後の曲は、BLUE TOKYOの魅せどころであるアクロバットもふんだんに入っていて、緩急のあるパフォーマンスをお見せすることができたと思います!
最初にオファーをもらった時の気持ちは?
恭平 : アジア、海外で公演できるということ、そして共演する方々が日本トップのダンサーさんたちでしたので、新参者の僕たちは恐縮しきりでした(笑)。でも、引けを取らないように頑張ろうという想いと、ワクワク感が大きかったですね。
ワークショップやステージ、ツアー全体でどんな思い出がありますか?
恭平 : ツアー中は空き時間に観光をしたり、ごはんを食べたり、現地の雰囲気も楽しめました。中でも、ワークショップは一番印象深かったです。今回はワークショップで現地の皆さんと触れ合う機会が多かったので、言葉が通じなくても仲良くなれるんだというのをすごく感じました。
BLUE TOKY0のメンバーは、普段、個人個人でレッスンを持っていますが、メンバーの皆でワークショップをするのは今回が初めての機会でした。ワークショップ参加者の年齢層が幅広かったので難しい部分はあったんですが、皆さんすごくノリがよくて面白く、楽しくやっていただけたので、雰囲気はとてもやりやすかったです。
ワークショップをやる前は言葉の壁が怖かったんですが、いざはじまると言葉はいりませんでした。自然に心が通じ合ったというか、同じ空間で皆が真剣に向き合っていて、純粋に楽しめました。言葉が通じるに越したことはないんですが、ジェスチャーや自分がレクチャーすることでわかりやすく反応が返ってくるので、あまり気にならならなかったというか……。言葉の壁はなかったです。
マレーシアでは体操マットが手に入らないということには驚きましたが(笑)。貴重な経験になりました!
今後のBLUE TOKYOの展望をお聞かせください。
恭平 : BLUE TOKYO=“アクロバット”だけではなく、新体操とダンスをうまく融合した“新感覚のエンターテイメント”を築きたいと思っています。もちろんストリートダンスという部分は、うまくなるに越したことは無いんですが、根本が男子新体操ならではの特性を生かしたダンスチームなので、新体操の部分は今後も大事にしていきたいと思います。
ダンス文化を含めた他の国の文化をいろいろ知ってみたいという思いはありますね。
今回、日本とは違う雰囲気や人柄を感じられたので、いろんな国でもやってみたいです。
また、ユニットとしてだけではなく、メンバーそれぞれの個人的な活動もあるので、そちらもチェックしていただけたらうれしいです!
Posted – 2015.08.12
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