DANCE DANCE ASIA – 東京公演2016 (2016/12)
直前インタビュー
Team MIKEY
マニラ(フィリピン)と東京のクリエイションで、振付・演出の牧宗孝を後悔させた若き5人の才能。本番を前に、彼らの心中には少しの緊張とたくさんの希望が渦巻いているようです。BLACK LIP BOYZの誕生を是非その目でご覧ください。
■振付・演出
牧宗孝 (MIKEY from 東京ゲゲゲイ・日本)
“死ぬまで忘れられない経験の中で作った作品”
本当にこのメンバーを選んだことを後悔している。なぜならマニラのリハーサルで、私はどん底に落とされた。自信なんて粉々に砕かれ、自尊心もボロボロの中で、作品を作らなくちゃいけないというのは本当に地獄だったわ。この地獄の先に待っているものは、やはり地獄なのか、それともどこかで光がさすのか?それは公演が終わってみないとわからない。でも、そう言っている時点で、どこかで希望を求めているんでしょうね。
とにかく、死ぬまで忘れられない経験の中で作った作品であることだけが、今は事実よ。
■出演
A-Yao Ninja(台湾)
参加しているダンサーには、クレイジーに思えるほどの才能があるので、自分にはまだまだ学ぶことがあると感じました。今までに経験したことがないようなMIKEYさんの振付ロジックで舞台作品を作ることは刺激的で、新しい学びがたくさんあります。東京での公演は初めてなので楽しみですし、必ず魅力的な舞台になるはずです。
El-John(フィリピン)
去年、ダンス・ダンス・アジアのステージを観て、言葉が出ないくらい感動しました。スタイル、技術、ファッションとすべての要素が盛り込まれていて素晴らしかった。今回、そのステージに立つという大きな夢が叶いました。僕らが時間を共有して生まれた、多彩なダンスを楽しんでほしいです。
kEnkEn(日本)
自分には、音を感じるというテーマがあります。それは、自分だけが音を感じて踊るのではなく、それを観ている人にも伝え、いずれは人を救えるようになりたいです。この現場には、自分が知らないことがたくさんあるので、舞台の本番でもそれを探して、新しい自分を発見したいです。
RenZ(フィリピン)
自分自身、ダンスでここまで来られるとは思っていませんでした。本当にダンスを愛していたからこそ、今回の機会に恵まれたのだと思います。このチャンスを生かすには、すべてを捧げなければいけないし、諦めることなく創作にも取り組もうと思いました。この経験を通じて人間的にも成長できたと感じます。
TeDoubleDy Teddy(マレーシア)
YouTubeでずっと観てきたMIKEYさんと出会い、作品を作ることができて本当にうれしい。MIKEYさんの「周りを気にせず、自分のやりたいことをやれ」という言葉に感動しましたし、そのためにはやさしいだけでなく、時に戦わなければいけないことを、ダンスを教えている子たちにも伝えたいです。
■演出助手
BOW from 東京ゲゲゲイ(日本)
BLACK LIP BOYZに集まったのは、すごい才能の持ち主ばかり。彼らが一つの舞台を作っていく中で、通じ合っていく姿を目の当たりにしました。伝えたいものはダンサーによって違うかもしれませんが、それをダンスで伝えられたらと思いますし、そのために私も全力でお手伝いしています。
Posted – 2016.12.7
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